大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

「続けたい」

彼に会えてから、もう10日

まだ10日かな


直後に不安定になってしまって、落ち込んでいたけれど


彼が安定して送ってくれる毎朝のLINE

「(私の名前)」


「❤️」や「💚」をつけてくれたり

最近は「おはよう」をつけてくれたり

なにもついていない日は、忙しいのかな


そんな文字で、やっぱり私は気持ちを保てている



「俺はなんにもできないけど、朝の(私の名前)っていう、あれだけは続けたい

忘れる日もあるかもしれないけど」



2ヶ月ぶりに会えたのに、ハグもキスもしないうちにはじめてしまった『連絡不足について』の話し合いの途中

スマホで文字を打つ格好をしながら、彼が言ってくれた


「ちゃんとやるから」

とかじゃなく

「続けたい」

と言ってくれた



ホテルに着いて、せっかく、やっとふたりっきりになれたのに、テーブルを挟んで向かい合わせで、冷たい空気で話し合うことになってしまって、悲しくてしょうがなかった


「お前と飲みたかったんだ」

と、彼がテーブルに準備してくれたお酒も

「はい、お疲れさん、乾杯」

と、彼が差し出した缶ビールに、私はコップを少しだけ宙に浮かせただけで、乾杯したけれど、口にせずにそのままテーブルに置いてしまったから、彼はしばらく真面目な顔をして、ひとりで飲んでいた

さみしかっただろうな


今まで、彼からの連絡がなかったことで、私がどんな気持ちになったのか

その時、彼はどう思っていたか

などを、真面目な顔で話し合っていた

どうしても伝えたいことになると、やっぱり私は大声を出すこともあって


ひどい顔してるよなぁ、きっと、私

久しぶりに会えた大好きな人に見せたいような顔では、絶対にない

笑いたいのに

甘えたいのに

彼も、こんな顔見たくないだろうな

そんなこと考えながら



だけど、

「続けたい」

という彼のひとことを聞いたら、なんかもういいやと思った

そう言ってくれたことがうれしかったんだと思う

「じゃあ、飲も!」

と、私が飲みはじめると彼は

「はぁ〜、やっと飲んでくれたよ〜」

と、すごく嬉しそうな顔で笑ってくれた



そして、まだ続くその話の中で彼は

「あれが、昼に見た時に既読になってないと、ちょっと心配になる」

とも言っていた

そんな日はほとんどないから、それがどんな日だったか、私はよく覚えていて

「怒ってる時とかね」

と言ったら

「いや、怒ってる時じゃなかった」

と、彼

「あ、じゃあ、その日、私が怒ってることにも気づいてなかったってことね」

こんな会話もして、だんだん空気もあったまっていった



彼も、朝のLINEが既読になることで、私の無事を確認してくれていたことがわかって、うれしかった

そんなこと言われたの、はじめてだったから



さっきまで大声を出して、どんな顔をしてたか、彼しか見ていないからわからないけど、きっとひどい顔だった私を見ているはずなのに

お酒を飲んで笑い出した私を見て

「久しぶりに見ても、かわいいなぁ」

なんて言ってくれる



さすが忘れんぼうの私の彼

私のイヤな顔、すぐ忘れてくれる


ホントにありがたいと思う



そんな忘れんぼうの彼が、私がお願いした日から、一日も欠かさず送ってくれるんだから

朝いちばんに呼んでくれる私の名前


彼との大切なつながりだってこと

彼の気持ちがこもっているんだってこと


忘れないで、大切にしないとね




そして、楽しかったデート

彼との大切な思い出だから

やっぱり、ちゃんと残しておこう