大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

運命・・・?

「もう、彼に会わずにはいられない」



そうは思いながらも


会ってどうするんだろう

会ったらどうなるんだろう

まだ会ってもいないうちから、まるで恋でもしてるような気持ちなのに、会ってまた好きになってしまったら、本当にどうするんだろう


こんな、答えの出ないモヤモヤとしたことばかり考えている日々でした



でも、それよりも、まず、どうしたら彼に会えるの?

どうしたら「会いたい」と伝えられるの?



彼の職場に電話をかける?

・・・彼に迷惑がかかるに決まってる

彼の職場の前で待ちぶせする?

・・・もっと迷惑になる



彼と私の共通の知り合いで、私が連絡先を知っている人がひとりいます

連絡先は知っていても、もう何年も連絡を取り合うこともなかった人です

その人に聞いてみようか・・・


1ヶ月ほど迷った後、思いきってその人にメールしました


「お久しぶりです、何年ぶり?」

からはじまって、私の近況と、連絡を取り合っていた頃にはまだなかったLINEのIDを伝え、また食事にでも行きたいね、と、できる限り不自然さを感じさせないようなメール


彼のことにはひとつも触れずに


その人は、すぐにLINEで返信をくれました

「本当に久しぶり!」

と、近況を知らせてくれて、本当にまた食事に行こうね、と、社交辞令ではないお返事でした


そして、結局彼のことには全く関係のないLINEのやりとりで終わりました



懐かしい人の近況を知り、懐かしい思い出話を少しだけできたことが、素直に嬉しくて、すると、さっきまでの自分の下心が恥ずかしくなってしまいました


やっぱり、聞いちゃダメだ・・・




そのLINEのやりとりから、さらに半年ほど経ったある日、その人から、その日以来のLINEがありました



なんと、その日に彼に会った、しかも5・6年ぶりに、とのこと

「確か、あなた彼と仲良しだったよね、彼に会ったらあなたを思い出したから、思わずLINEしました」と



LINEに目を通していた時、私は子供達と外食に出かけ、座席の順番待ちをしているところでした



「心臓が口から飛び出しそうになる」って、これのことか、と初めて知りました

「ドキドキ」なんてものではありませんでした


呼吸もおかしくなりそうなくらい

スマホを持つ手は震えて、返信もすぐにできない


それからすぐ座席に案内され、子供達が次々と注文する中、何も考えられないまま子供達に任せて注文を終えましたが、その後は、何を食べたのか、どうやって帰ったのか、あまり覚えていないくらいです



自宅に帰り、とにかくまずはその人にLINEを返信しないと、とスマホを手に取るものの、文章が浮かびません


ここで、彼の連絡先を聞いていいものかどうか



しばらく考えていると頭の中に

「運命」

という言葉が浮かんできました


でも、これを「運命」だと思うのは、ただ自分に都合のいい、甘い考えなのかな、とも考えました




私が会いたいと思って彼を探してみたら、彼はこの街にいた


彼の連絡先を知りたくて連絡を取り合ったその人が、私と連絡を取り合ったその半年後、何年も会わなかった彼に、今日会った


私がこんなにも彼に会いたくなっている、この今・・・



どっちでもいい

私は、彼に、会いたかったんだ

運命だろうと、なかろうと


やっぱり、聞こう


まだ少し震える手で、LINEの返信をしました




後に知ることになるのですが、彼は、その人に何年かぶりに会ったこの日の、ほんの少し前、私に関するあることをしていました

だから、このタイミングで私から連絡があって驚いた、と言っていました