大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

懐かしい声

彼と私の共通の知り合いのその人から、彼の連絡先が送られてきたのは、その数日後でした


私が会うことを切望していた彼の、様々な事実と共に・・・



結婚して子供が二人いること

子供達のおおよその年齢

今は、単身赴任していること

どこに住んでいるのかわからないけど、私の自宅の近くじゃないか、ということ



結婚してたんだ

子供いるんだ


・・・当然といえば当然のこと



そして付け加えられた言葉

「週末は避けた方がいいかも」



確かに

おっしゃるとおりです



連絡先が知らされたのは、まさに週末


翌週明けを待って


電話をかけてみた



不在



私が台所の片付けをしている頃

「鳴ってるよ」

と子供の声が


慌てふためいてスマホを見ると

彼の名前


一旦、着信拒否


着信を見てかけてきたんだ



子供達の前で話せないので、車に移動



電話をかける



懐かしい、彼の声


私「誰か、わかる?」

彼「わかるよ」

私「声、変わったね 、ホントに誰か、わかってる?」

彼「わかるよ、ん〜?わかんない」

私「知らない番号に、よくかけれるねぇ」

彼「この間○○さんに、お前に番号教えていいかと聞かれたから、お前だと思った」



私「○○○ちゃん」(当時呼んでた呼び方で)

彼「(ちょっと恥ずかしそうな笑い声の後)おう、○○」(当時呼ばれてた、私の旧姓で)


それから、今どこに住んでいるのか、いつからこの街にいたのか、近況を伝え合いました


彼は、私がどこに住んでいるのかも、結婚して子供がいることも、誰かから聞いて知っていました



彼「飲みに行こうよ」

私「そんなことして、いいのかな」

彼「なんで?飲みに行くだけだろ?」

私「男の人とふたりで飲みに行くなんて、結婚してからしたことない」

彼「俺は大丈夫、うちのかみさん、そういうの、別に大丈夫だから」

私「うちは、まずいかな」

彼「今、どこで電話してるの?」

私「車の中、移動した」

彼「そういうことしてるってことは、マズイのか」

私「やっぱり会わない方がいいかな?」

彼「会いたいけどなぁ」

私「会って、大丈夫だと思う?」

彼「ん〜〜〜、そうやって聞かれるとなぁ」



しばらく話して、後でLINEのIDを送ると伝え、まだドキドキしながら、電話を切りました


ほんの数分のことでした



「うちのかみさん」だって

「うちのかみさん」



「うちのかみさん」

・・・どんな人だろう?




翌朝、早朝、彼とのLINE


私「おはよう、声聞けてよかった」

彼「おはよう、俺も声聞けて浮き足立ったよ」

私「○○○の『○○○○○』って曲、聞くといつもあなたのこと思い出すよ

聞いてみて」

と、動画を送る


しばらくして

彼「聞きましたよ」

私「こわいよね?」

彼「ぜんぜん」



しばらくやりとりをして

私「行ってらっしゃい」

彼「行ってきます」



私が、会いたいと切望していた彼との再会は、こんなカタチで始まりました


まだ、電話とLINEだけ


本当に会えた時、私達、どうなるんだろう?



その日の夕方、私は彼に長いLINEを送りました


結婚してからの自分のこと、連絡を取りたかったこの一年半ほどの私の気持ち、などなど、長い年月を経ての再会とはいえ、きっと彼がウンザリしただろうと思うほど、長い長い文章


その日の深夜、酔った彼からLINEがきました

もう帰って寝てるだろうと思っていたし、私も少し酔っていてもう寝ようかというところで、飛び上がるほどびっくりしました



彼「おはよう」

私「起きてるよ」

彼「声、サイコー」

私「たくさん飲んだの?」

彼「飲みに行こうよ」

私「酔ってる?」

彼「おやすみ」

私「もう寝るの?」

彼「お前の声」


酔ってて、会話にならない


私「LINE、読んでくれた?」

彼「読みました」

私「会うの、こわくなった?」

彼「飲みに行こう、ということは、会いたいです」

私「私も会いたいよ」

彼「お前に、好きだから」


へ?好きって言ったよ、この人

私も調子に乗ってしまい、


私「私、間違えたよ、あなた奥さんになりたかったな」

彼「まぁ、いいから」

私「ホントに、お嫁さんにしてほしかったな」

彼「正直言うけど、お前からの手紙、ずっとカバンに入れてました、写真と」


え〜??ナニソレ??


彼「覚えてますか、○○(彼の当時の車)で○○に行ったの」

私「どうしよう、涙止まらない、ゴメン、覚えてないけど」

彼「楽しかったですよ」


すごいのが出てきたよ・・・もう、涙が止まらなくて


私「楽しかったね、あの頃、戻りたいよ」

彼「まぁ、いいから」

私「今週末なら会えるよ、金曜の夜」

彼「その日は帰る」

私「毎週帰るの?」

私「奥さん、愛してるの?」

私「今週末ダメなら、もう会える日ないよ」


・・・これじゃあ、脅迫だ


彼「毎週帰る、子供の習い事」

私「今週末ダメなら、次は3ヶ月後」

彼「その時飲みに行くか」


酔ったふたりのチグハグなやりとりが1時間ほど続いて、私からのLINEが既読にならなくなり、

私「寝たのかぁ、おやすみ」


結局、会う約束もできないままでした



この日の、彼のLINEのマメさに、まんまと騙された私は、翌日から


『LINE送信』→『既読待ち』→『落ち込み』→『爆発』→『LINEの嵐』→『既読待ち』・・・


こんな繰り返しの毎日を送ることになります


なにしろ彼は、LINEが大嫌い

スマホなんて1日に2・3回しか見ない


この半年後に、LINEのルールを決めるために、せっかく会えた日に2時間も、私はほぼずっと泣きながら話し合いをした日のことも、いつか綴るかもしれません



それにしても、

私の手紙と写真って・・・ナニ???