大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

もうすぐ

彼に会える!



大声で叫びたい

ナイショの気持ち

誰にも言えないけど

大声で叫びたい




昨日の夜

ほろ酔いの彼との電話で、会える日が決まったことを伝えられて


彼が、仕事で私の住む街に来る、その日

彼の仕事が終わってから、彼が自宅に着ける、いちばん遅い電車に乗るまで




彼「多分、長くて3時間くらいだけどね

飲みに行こう

ふたりで」


私「泊まれないよね?」


彼「ごめんな」


私「いいよ、会えるんだから」




電話のあとに思い出した

去年のその日は

はじめて彼のあのお部屋に

私が行った日


ふたりのだけの思い出の

あのお部屋に


そんな日にまた彼に会えるなんて

本当に、幸せ




一年前のあの日

夜の待ち合わせまで、何をしてたか思い出せないほど、私は一日中ソワソワしていた


彼と私、今夜、きっと結ばれる

20数年ぶりに


やらなきゃいけない仕事、山程あるのに、そんなこと、一日中考えて


私、大丈夫?

こんなカラダ、きっと彼にがっかりされるだろう、って、そればっかり


会いたいのに、大好きな彼に、会いたくてたまらないのに、そればっかり気にしてて



私を迎えにきてくれた彼

私が少し遅れることを連絡したけど

それに気づかずに早く来てくれてて

15分くらい、車の中で待たせてしまった


走って行って、車のドアを開けると、シートを倒した運転席で、びっくりして起き上がった彼の顔

今も焼き付いてる


再会して、2度目に会う彼


彼の第一声

「いいねぇ、こうやって、好きな人を待つっていうのは」

私の気持ちがふわぁっとする

助手席に座ると、すぐに彼の左手が私の右手を握ってくれた


彼の車で、はじめて

彼の部屋に向かった



所帯じみた、男の一人暮らし

私は、出会った頃にはじめて彼と結ばれた、あの、彼の友達のアパートを思い浮かべてた

足の踏み場もない、あのアパート



彼に連れられて行った、彼のお部屋


小さな玄関口に生活家電が並んでて、その奥の扉の向こうの一部屋


生活感がなく、すごくキレイで

なーんにもないお部屋だった


テレビと、小さなグリーンの折りたたみテーブルと、お布団だけの、そのお部屋



そこで、その後、たくさんの思い出ができることなんて、その日はまだ知らなかった


こうして、あのお部屋のことを思い出すだけで、今も、たくさんの思い出が押し寄せて来て、胸がいっぱいになるけれど



あの日、私達、結ばれた


20数年の時間を超えて



変わってしまった私のカラダを

彼は、あの日と同じように

大切に、大切に、愛してくれた


うれしかった


あんなにもずっと会いたくてたまらなかった彼と、こうしてまた愛し合えたことが、うれしくて、たまらなかった



そんな、私達にとっては記念日みたいな日の、その1年後に、また彼に会えるなんて




電話の最後に

彼「写真、ありがとな」

私「アップにしたりした?」

彼「したした(笑)」

私「かわいかった?」

彼「かわいかったな〜」

私「めっちゃ笑ってたでしょ?」

彼「笑ってたな、笑ってたけどさ、お前さぁ・・・」

私「何?老けた?」

彼「お前、やせちゃったな」


泣いてしまった




どんなにがんばってもダイエットできなかった私だったのに、彼と再会してはじめの半年で、彼と出会った20数年前と同じくらいの体重まで、どんどんやせていった


彼が私を抱きしめると「お前、またやせた?この前と感触が違う」と、会うたびに言ったほど

(単に、元が太りすぎてただけ、というのもあるけれど)


彼のことを考えて、考えすぎて、落ち込むと、食べられなくなってしまう


「○○(彼の名前)ダイエット」

と私は言っていて、彼とケンカをした後なんかは、仲直りのたびに「また○○ダイエットできちゃった」とイヤミっぽく言って笑ったりしてた


半年を過ぎてからはそのままずっとキープしていたのに、彼の単身赴任が終わって離れてしまってから、彼と会えないこの2ヶ月の間に、また3キロくらい減ってしまった


LINEでは冗談みたいに

「おっぱい、あんなにちっちゃかったのに、やせたから、もうなくなっちゃったよー」

なんて言ったりしてたけど


写真を見た彼にそう言われて、たまらなくなった

心配させちゃったな、って



「つらい思いさせてるなって、思ったよ」


「ごめんな」


って、彼、酔ってるからかな、そんなにポロポロ気持ち出してくれちゃって

もう、涙が止まらなくなっちゃって


「ちゃんと食べてるから大丈夫だよ、元気だし、もうすぐ会えるし」

と、涙声で笑いながら言った




ありがとう

あなたを待っていてよかった


早く会いたいよ

会えるんだね



もうすぐ会える


大好きな彼に