大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

出会い(3)〜初めての夜

とても寒かったその夜



恋人を裏切る自分の罪の気持ちからか

それとも彼に会える嬉しい気持ちからか

すごくドキドキして待ち合わせ場所に向かったのを、まるで昨日のことのように思い出します



私より二つ歳上の彼は

その夜、とても優しくて


初めてキスをする時

初めて私の体に触れる時


「信じられない」

「もったいない」

「本当にいいのかな」


そんなことを言いながら、ものすごく大切なものを扱うように、ひとつひとつ「大丈夫?」と確認しながら、ゆっくり、ゆっくりと先に進みました



ずっと私を見つめ続けて視線を離さない彼の目と、私を抱きしめる彼の腕、その強すぎず弱すぎない、ただ「優しい」腕の力から、彼の気持ちが全部伝わるようでした



私のことをどれほど好きでいてくれてるか

私とこうなれたことをどれほど嬉しいと思ってくれているか



言葉がなくても




私のココロとカラダを、まるごと全部、あたたかくてただ「優しい」彼の気持ちで包み込んでもらった



そんな、忘れられない夜でした




本当はここで終わるつもりだったのですが、実は、忘れられないのにはもうひとつ理由がありまして・・・


その日の夜、彼に連れて行かれたそのお部屋は、なんと、彼の友達が一人暮らしをしているアパートでした

しかも、足の踏み場もないくらい散らかってる、お風呂もキレイじゃない、ベッドはかろうじて普通だったけど


でもあの日、ふたりで眠れるなら、きっとどこでもあったかくて幸せだったからね、若かったし



そんなことも含めて、本当に忘れられない夜でした