大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

お願いの答え

先日、あるブロガーさんのお話を読ませていただいていて


お酒に酔って、本心をさらけ出していらっしゃる彼さんのご様子が、失礼ながら、なんとなく彼と重なってしまった


そして、そのおふたりのやりとりがとても微笑ましく、愛情が溢れていて

「わぁ、とっても愛されてるなぁ、おふたりともステキだな」

と、とてもあったかい気持ちになった



そして、読み終えた後、そのブロガーさんのお幸せそうなお話とは真逆だった、ずいぶん前の彼とのやりとりを思い出していた




再会して、3ヶ月の頃


その1ヶ月ほど前に、一度、別れてしまうほどの大きな危機を迎えていて、それを乗り越えたり

その後に、私が体調を崩して病院通いをしていて、彼がものすごく心配してくれていたり

とにかくいろんなことがあった頃


ふたりとも以前より想いが深まっていると、私自身が感じていた頃だった

彼の気持ちを聞いたわけではなかったけれど


その日も、彼はやっぱりものすごく酔っていて、深夜に電話をかけてくれた


私も少し酔っていたんだったかな、寝てるところを起こされたんだったかな


とにかく、いつものように感情をむき出しにしてくれる彼の声に、私の気持ちも高まっていて


その日は彼、なんだかエッチなことばかり連発していたような記憶がある


そんな彼に、私が

「ずっとそうしていられるように、私をお嫁さんにしてよ」

「ねぇ、お嫁さんにして」

と、その雰囲気でのノリもあったとは思うけれど、半分、いや、ほとんど本気で言ったんだと思う


彼の反応は、とても困ったという声で


「なんでそんなこと言うんだ」

「そ〜れは無理だろう」

「今の奥さんと、離婚できないもん」


他の会話はほとんど覚えていないけど、このセリフだけは、今も、声の調子まではっきり覚えている


泥酔してるんだから、嘘でもいいから

「いいよ」

とか

「そうだな、そうしたいな」

と言って、私を喜ばせればいいのに


私の突拍子もないお願いに、血の気が引いて、酔いも覚めちゃったのかも


私に嘘がつけない彼

バカ正直に答えてくれちゃった


すごく、すごく忘れたい記憶

だけど、忘れられない


とても悲しかったからかな



その次の日、2時間ほど会う約束をしていて、彼のお部屋で過ごすことができた

でも、前夜の彼との電話と、その後あまり眠れない中で、鮮明に見てしまった夢のせいで、私にとってはあまりいい時間を過ごせなかった


彼はなにも悪くないのに


あんなお願い、いくら酔っている彼にでも、するべきじゃなかった

それを、なにかを期待して、してしまった自分が悪いのに



彼のお部屋から帰った私に

「無事に着きましたか

あっというまの時間でしたが、お前がさっきまでいたかと思うと寂しさいっぱいです

好きだよ

おやすみなさい」

と送ってくれた、彼からのLINEにお返事ができず


そして、その翌日、彼に送ったメッセージ



*・*・*・*・*・*・*・*・*


昨日はおしかけちゃって、おじゃましました


実は一昨日の夜、泥酔したあなたとの電話の後、書いたけど送らなかったメッセージがあります

送ります


「あなたは、訳がわからないくらい酔って、私が恋しくてたまらなくなって、予告もなく電話かけてきて、私を『抱きたい』って叫んで、そんなに私の事好きでいてくれてるのに、私の『お嫁さんにして』っていうお願いは、それだけは、絶対に、たとえ酔った勢いでも、うんって言わないんだね

この世に、あなたがお嫁さんにしたい女は、たったひとり、その人が一番大切なんだね

その人と生きていきたいんだね

私は、どんなに頑張っても、どんなに会えない日を耐えても、どんなに愛しても、あなたの一番にはなれないんだね」


それで、そのメッセージを書いたまま寝たら、すごい夢を見ました

あなたの奥さんに、

『どうも、セフレさん、パパがいつもお世話になってます』ってあいさつされる夢

私が、あなたをどんなに本気で好きなのか、必死で泣きながら説明しても、

『だって、セックス以外にふたりでやることなにもないでしょ』って言われちゃいました

もう死んじゃおうかなぁ、どうやったら死ねるかなぁって考えてるところで目覚めました

あまりにリアルで、現実の自分がかなりのショックを受けてしまいました

昨日は、せっかく会えるから楽しめたらよかったんだけど、夢のショックが消えなくて、もういっそ、セフレに徹してみようかと、そんな気持ちであなたに会いました

その方が楽かなぁ、って

でもね、やっぱりつらすぎました

だって、好きだから

本当に好きだから


*・*・*・*・*・*・*・*・*



こんな、彼に伝えてもどうしようもないこと

大好きな彼に、こんなの送るなんて


その時、彼は

「ごめん」

とただひとこと


私が送ったメッセージ、すぐに何もなかったように忘れてくれて


その次の、酔った時の電話で

「俺たち、会うの遅かったな」

と、悲しそうに言ってたな



酔った勢いでもいいから

たとえ彼の記憶から消えてしまってもいいから

ただの、その時のノリでも、嘘でも、なんでもいいから


私のお願いに

「いいよ」

って言ってほしかった

ただそれだけだった


だけど

あんなお願い、するんじゃなかった

私が間違ってた



本当に、本当に、忘れてしまいたい思い出



あれから10ヶ月以上経ったけれど、あれ以来一度も、そのお願いをしたことはない


たとえどんなに彼が甘い時も



一度だけ、言ってしまいそうになったことがあった


広い畑が続く田舎道を、彼と車で走っていた時

畑の真ん中に建ったお家を見て、彼が

「あんな平屋の大きな家に住みたいなぁ、お前と、庭も広いしな」

と言ってくれた時


ものすごくうれしくて

思わず口から出そうになったその言葉を飲み込んで

「そんな時が来たらいいねぇ」」

とだけ言った



彼の答えを聞くのが怖い、ということもあるけれど


あの時、彼がもし

「いいよ」

と言ったとしても、彼と私、何か変わったわけじゃない


約束もなにもなくても、私は彼のことが大好き

そんな約束をしてもいない私のことを、彼は好きでいてくれてる


ただそのことだけを信じていればいい

今は、そう思っていたい



いつか、いつか

彼の答えを怖れることなく、そのお願いをできる日が来るのかな


そんなことも、考えないでいよう


今はただ、彼のことが大好きだから




* とてもお幸せな記事を読ませていただいたのに、暗い記事になってしまい、ブログ主様、もしお読みくださっていたら、お詫び致します。