大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

ごめんね

昨日は、9日ぶりに、彼と電話で話せた




昨日の朝、彼からのLINEは

「おはよう(私の名前)❤️」

と、朝のあいさつ付きだった


最近、少しずつ変化をつけて名前を送ってくれる彼からの、ささやかな愛情を感じて、朝からニヤニヤしている


ちなみに今朝は、なんにもなしの名前だけだったけど

昨日電話できたから、私の気持ちが落ち着いているだろうと、安心してくれてるのかな




昨日は車で出かける用があり、その帰り道

彼が単身赴任中に住んでいたお部屋のすぐ近くの道を走っていた


この角を曲がったら、あのお部屋



・・・曲がってしまった



彼がいなくなってすぐの頃にも、用があってその付近まで行くとがまんできなくなって、空っぽのお部屋を見に行った

2回ほど


その後も、近くを通ることはあったけれど、お部屋の前まで行ったのは3ヶ月ぶりくらいかな



彼がいた頃、彼に会うために通った道

建物に近づくにつれて感傷的になってしまう


建物の前に着いて、車をとめる


少し変わった形をした共同玄関

その傍らにある木が紅葉している

ふたりの思い出の懐かしい風景が、夕日に照らされている


その写真を撮って、それと一緒に

「入口の木、紅葉してた」

「きちゃった」

「懐かしいよ」

と、彼にLINEを送った


しばらく眺めてから、ベランダ側に周った


端から、1、2、3、と数えて

あのお部屋の窓を見ると、カーテンがかかっていた


もう、誰か住んでいる


彼と過ごしたお部屋の中

カーテンで、もう見えなくなってしまったけれど

壁の色、扉の形、小さなキッチン

私が帰る時、いつもキスとハグをした玄関

頭の中に、思い出が蘇ってくる


少し胸が熱くなったけど、涙は出なかった


「私達の愛の巣には

だれか住んでました

カーテンがかかっていたから」


と彼にLINEを送って、走り慣れた道を帰った



今日もお仕事大変だろうな

疲れているかな

今、まだ残業中だろうな


と彼のことばかり考えている


すごく、すごく、彼の声が聞きたかった



「今日、電話してほしい

話があるわけじゃないけど

(彼の名前)の声、聞きたいんです」

とLINEを送った


40分後、彼から

「あと10分後に(彼の電話ポイント)に着きます

着いたらLINEします

俺も声聴きたいです」

と届いた


気持ちが通じたみたいで、すごくうれしかった


そして、15分くらい話せた


彼の声はものすごく疲れていたけれど、とても優しい声だった




遠距離になってすぐの頃

私は、せっかくお仕事終わりに電話をくれた彼に、不満を言ったことがあった

「いつも、あなたの疲れた声しか聞けない」


彼が電話をできるのは、お仕事が終わって家に帰るまでのこの時間だけ

だから、彼が疲れているのは当然

1日も早く彼に会いたくてたまらない私は、次にいつ会えるのかという話をしたいばっかりだった

疲れた彼は、そんな話に取り合ってくれない

しかも、飲んだ後以外で彼が電話をしてくれるのは、1月に2・3回

話したいことが何も話せない


そんな不満を彼にぶつけていた


転勤後、環境もお仕事の内容も変わったばかりで、きっと今よりも毎日疲れ果てていたであろう、彼を

「今日もお仕事がんばってね」

「お疲れ様」

と、LINEでは毎日ねぎらっているつもりでも、私の気持ちは

「いつになったら会えるんだろう」

「会おうと考えてくれてるのかな」

きっと、そんなことだけだった


お仕事で疲れている彼を私の不満で、さらに疲れさせていた


もっと、彼のことをちゃんと考えてあげていればよかった


そんなこともわからなかった、ダメな私で、本当にごめんね



その頃のダメな私が

「こんな声なら聞かなきゃよかった、また話したいこと何も話せなかった」

と思って聞いていた、疲れた彼の声


昨日は、それがとても優しい声に聞こえて、彼を本当に愛おしく感じた


大変なお仕事のこと、いつもあまり話さない彼だけど、ほんの少しだけ愚痴をこぼすのを聞いてあげられた


ちゃんと、ゆっくり休んでほしいと思った




もうすぐ会えるかもしれない、その日の話をした

時間はまだ決められないけど、どうにか会えるだろう、と言ってくれた


彼の計画を聞きながら、待ち合わせや、ふたりでの食事、本当にその日に会えるとしたら、約2ヶ月ぶりに彼に触れることができるその瞬間のこと、まだ起きてもいないそんなことを、頭の中に巡らせていた


「何食べようか、何が食べたい?」

と彼に聞かれて、すかさず


私「(彼の名前)ちゃん」

彼「(クスッと笑って)そういうの、いいから

ていうか、この間のお前の話

(彼を元気づけたくて話してあげたエロい話)

バカだな〜と思って

めちゃめちゃ元気出たわ

ありがとな

でも、俺、今仕事でやられすぎて、性欲なくなってる」

私「大丈夫、ちゅ〜だけできたらいいよ」

彼「そうだな、一緒にいれればいいもんな

(私の名前)〜、会いたいよ、ホントに会いたい」


こんな会話をして、彼の気持ちがすごく伝わった


それから

彼「あの部屋、もう誰か住んでるんだな」

私「うん、カーテンかかってた」

彼「悲しくなるのに行くから」

私「もう、そんなに悲しくない、懐かしかったよ」

彼「懐かしいな、写真見たら」

私「あ、そう言えば、去年の明日は、あの日だよ」

彼「ん?あー、あの日か、お前が爆発した・・・」

私「そうそう、悲しかったね〜あの日、あのまま終わりにならなくてよかったね、私たち」

彼「そうだな、よかったな」



彼と私にとって、忘れられない日

『1』が4つ並んだ、去年の今日


その日のことも、反省を込めて、またここに残せたら、と思う


去年のそんな日の私のことも

遠距離になってすぐの頃の私のことも

彼にはたくさんの「ごめんね」を伝えなきゃいけないのに

彼はそんなこと、全部忘れて、いつも笑ってくれる

私を好きだと言ってくれる


電話の最後に

私「(彼の名前)ちゃん、大好き」

彼「好きだよ、大好きだよ、ホントに」

私「ずっと、ずっと好きだからね」

彼「俺も、ずっと好きだよ」


そして同時に「おやすみ」と言って電話を切った




もうすぐ彼に会える

「かもしれない」はほぼなくなった


会えたら、たくさん、たくさん、彼を癒してあげたい


一緒にいる時間、彼の全部は私のもの


私は、彼といる時の自分がいちばん好きだから

そんな私を彼に全部あげたい



早く、彼に会いたい