大好きだから大丈夫

最初で最後の婚外恋愛(ただいま遠距離)

そしてまた、大好きな駅で

夢みたいなステキな夜を過ごして、彼と一緒に朝を迎えた


触れあえること

顔を見合わせて笑いあえること


そんなことに、ふたりで感謝するような、大切な時間だった




彼とのお泊りデートが終わり、ひとりになった


帰宅予定時間に帰るために、移動時間を除いても、あと4時間以上の時間を潰さないといけない


先に移動して、自宅近くでその時間を過ごしてもよかった

でも、少しでも彼の近くにいたい

昨日、彼を待っていた駅で過ごすことにした


駅ビルの中のお店を見て歩いたけれど、荷物を増やせないので、買い物はできない

結局、駅の中と駅の周辺のコーヒーショップを、3軒ハシゴした


この時間ができることを想定していたのと、移動時間も長いので、そんな時間にできる仕事を持ってきていた

だけど、さっきまで彼と一緒にいたカラダとココロ

なかなか切り替えられない


1軒目で、彼との幸せな時間を思い出しながら、ブログを書きはじめたけれど

『彼から告げられた、とても悲しいこと』

それが何度も頭をよぎるので、なかなか進まず


2軒目では、少し気持ちを落ち着かせて仕事に集中した


今、3軒目のコーヒーショップ

昨日彼を待っていたお店

昨日と同じ席


昨日に戻りたいな、なんて考えてる


『彼から告げられた、とても悲しいこと』


やっぱりそのことを先に書いて、頭の中を整理してしまおうかな





楽しみにしていた旅行は、なくなってしまった


去年の彼の誕生日に泊まったホテルを、彼が予約してくれていた、その旅行



彼は昨日、ホテルへ向かう車の中で、旅行の日程の周辺の、自分の予定を話してくれた


彼が、なんとか行けないかといろいろと考えてくれていたこともわかったし、それでも難しいということがよくわかった

私も納得するしかなかった


納得したつもりだった



ホテルで飲んで、お酒が進み、だんだんふたりとも陽気になった頃

また、彼がその話をはじめるもんだから

抑えていた悲しい気持ちが止まらなくなってしまった


彼「あのホテルは、キャンセルするか」


私「行きたかったけどしょうがないもんね」


彼「ごめんな」


私「○○の大きなツリー、一緒に見たかったな

今朝、テレビに出てるの見ちゃって

『わぁ、先に見ちゃった、今年は一緒に見れるのに』

なんて浮かれてたんだよね、そっかぁ、見れないのかぁ」


彼「そうだったか、見たかったよな」


私「○○神社にも、もう一回行きたかったな

こんなに仲良くしてますって、お礼参りしたかった」


彼「今度行っても、またあの秘密の扉みたいなところ入ってって、今度はろうそく立てたいなぁ」


私「うん・・・でも、行けないのかぁ」


彼「ビール飲んでソーセージ食った、あのちっちゃい店、あそこにも行きたかったんだ」


去年の旅行の思い出が溢れて、ふたりしてその話が止まらなくなった

彼も、思い出話をすごくうれしそうな顔で話してくれる


私「他にも行きたいなぁって考えてた所、この中に(スマホを触りながら)あと5個くらい入ってる」


彼「そっか、行きたかったな」


彼もきっと、今度の旅行をすごく楽しみにしてくれてたんだ


そう思ったら、酔ってるし、泣けてきちゃって

「あ〜あ、行きたかったなぁ」

と言ったら、もう涙が止まらなくなってしまった


泣いている私をしばらく見ていた彼が

「お前、いつも家で酔っ払うと、こうやって泣いてるんだろ

それで、がまんできなくなって俺にLINE送っちゃうんだよな

泣いていいよ、今日は俺が見てるから」

と言ってくれた


涙が止められない私

「2ヶ月くらいずっと苦しくて、やっと1日だけ幸せなんだよ

・・・でも、こんなに苦しいのに一緒にいたいのは、なんでなのかな

なんでこんなに好きなのかな

・・・ごめん、泣いて」


彼は私が泣くのがキライ

それなのに

「いいよ、泣いていいよ

いっぱい泣きなさい

俺が聞いてるから、今日は」

そう言って、気が済むまで泣かせてくれた



旅行に行けなくなったこと

彼と一緒にいられる時に話せてよかった


気持ちが読み取れない彼からのLINE

待っていてもいつかかってくるかわからない、急いで切らなきゃいけない電話

そんな手段で、離れている時に告げられたら、どれほど落ち込んだかわからない

そして、彼にどんなイヤな気持ちをぶつけたかわからない




今、大好きな駅から電車に乗って、彼が日常を過ごしている街にお別れをした


彼と一緒にいた時は考えなかったことが、次々に頭に浮かぶ


旅行がなくなったこと

それは、次に会える約束がなくなったということ

彼は、もう年内には会えるかどうかわからない、来年の予定もまったくわからない、と言っていた

今度彼に会える時は、きっと、もう新しい年になっている

会えない間に、ふたりともひとつずつ年をとっているかもしれない

もしかすると、季節が変わっているかもしれない



書いてみたのに、結局、頭の中はまとまらないまま


あと数時間電車に揺られると、彼よりずいぶん遅れて、私も日常に戻る



彼と会えない、いつ会えるかわからない毎日がはじまった


数時間前までの、彼との幸せな想い出

毎日少しずつ思い出して、自分を癒していけるかな



大好きな彼からもらった、大切なものだけが入っている箱

そこから

「今日はコレ」

と、ひとつずつ取り出して

手のひらで包んであたためるように